ドラムのビートの名称!
ドラムのビートには色々な種類があり、それぞれ異なる名称で呼ばれます。
最も有名で、基本的なビートパターンの名称は8ビートです。
8ビートは、一小節間にハイハットを8分音符で八回叩くビートパターンです。
8びーとでは、スネアは2拍目と4拍目、バスドラムは1拍目と3拍目に叩きます。
ハイハットを16分音符で叩くビートの名称
8ビートと同じように、ハイハットの叩く回数によってビートの名称が付けられているビートパターンに16ビートがあります。
16ビートは、16分音符でハイハットを16回叩くビートパターンです。
また、同じように4ビートというビートパターンでは、ハイハットを四分音符で四回叩きます。
これらのビートパターンに限らず、ビートは必ず一小節の範囲を1つの纏まりとして名称が付けられています。
シャッフルビートという名称のビートパターン
ジャズやブルースなどで使われるビートパターンの一つにシャッフルビートという名称のビートパターンがあります。
シャッフルビートは、シャッフルという名称のリズムで叩かれるビートパターンです。
シャッフルは、三連符の真ん中の音符を抜いた「チッチ・チッチ」というリズムの事です。
シャッフルビートでは、ハイハットをシャッフルのリズムで「チッチ・チッチ」と叩きながら、バスドラムとスネアを4ビートの時のように叩きます。
その他のビートパターンの名称
その他にもビートパターンには、2ビート・レゲトンビート・スウィングビート・ダンスビートといった名称のビートパターンがあります。
これらのビートも8ビートやシャッフルビートと同じで、基本的にはドラムセットの中で「ハイハット」・「スネア」・「バスドラム」という三点セットで叩きます。
ですので、ドラムのビートパターンを覚えたいなら、まずは、三点セットの打楽器の特徴と、どういった叩き方をするのかについて学習しましょう。
ドラムセットの各打楽器の細かい名称!
ドラムセットの各打楽器は細かいパーツによって構成されています。
例えば、ハイハット一つとっても、複数のパーツから構成されています。
ハイハットのシンバルは、ハイハット専用のスタンドである「ハイハットスタンド」という名称のパーツに設置します。
そして、ハイハットスタンドの下の方には、ハイハットペダルがあり、上の方にはボトムシンバルを乗せるセーフティボトム、トップシンバルを心棒に止めるハイハットクラッチというパーツに分かれています。
スネアの各パーツの名称
スネアの場合にも、複数のパーツから構成されています。
スネアの叩く箇所はヘッド、逆側の面に付けられている細長いバネのようなパーツの名称がスナッピーと言います。
このように、ドラムセットの各打楽器は様々なパーツで構成されていて、各パーツごとに故障したりします。
ですので、各パーツの名称を覚えて、そのパーツだけを購入できるようにしましょう。
ハイハットの代わりにビートの中で使われるドラムパーツの名称!
ドラムのビートパターンは、基本的に、ハイハットを一小節間に何回叩くかによって決まります。
例えば、一小節間にハイハットを8回8分音符で叩いた場合、8ビートと呼ばれるビートパターンになります。
ただ、同じ8ビートと呼ばれるビートパターンであっても、フロアタムという名称のパーツや、ライドシンバルといった名称のパーツを叩いたりもします。
ライドシンバル
ライドシンバルは、見た感じではクラッシュシンバルのような感じですが、シンバルの大きさと厚みが異なります。
クラッシュシンバルと比較して、ライドシンバルの方が大きく厚みがあります。
また、ライドシンバルは基本的に、ドラムセットの中で、ハイハットと逆側に位置に設置して、バスドラムの少し上の方にある状態に設置します。
ライドシンバルの叩く箇所の名称
ライドシンバルは、ハイハットの代わりに細かくリズムを刻む際、カップとボウという名称の箇所に分けて叩かれます。
カップという名称の箇所を叩くと「カーン」といった少し硬い音色の音が鳴り、ボウという名称の箇所を叩くと「チーン」といった少し優しい音色の音が鳴ります。
フィルインで使われるドラムセットのパーツの名称!
楽曲がイントロからAメロなどへ展開する際には、ドラムでフィルインという演奏を行います。
フィルインというのは、楽曲が展開する数小節前から「ドたたたドドドドン」といった感じに、ドラムの様々な打楽器を叩く演奏の事です。
フィルインでは、バスドラム・スネア・ハイハットだけでなく、タムタムやフロアタムという名称の打楽器も叩かれます。
タムタム
タムタムは、バスドラムのスタンドフォルダーにスタンドを差し込んで設置する太鼓系の打楽器の名称で、フィルインの時などに使います。
タムタムの数もクラッシュシンバルと同じく、ドラマーによっては三つ四つ設置する人もいたり、逆に一つだけしか設置しない人もいます。
フロアタム
フロアタムは、ドラムセットのハイハットの逆側にスタンドで設置する太鼓系の打楽器の名称で、フィルインの時だけでなく、ビートの中でハイハットの代わりに叩かれたりします。
フロアタムをハイハットの代わりに叩くと、「ドンドコドンドコ」といった感じのジャングル間のあるビートになります。
楽曲が展開する際に使われるドラムパーツの名称!
楽曲はイントロやAメロ、Bメロというように展開していきます。
イントロからAメロへと楽曲を展開させる際には、ドラムのビートパターンを変化させたりします。
ただ、ドラムのビートパターンをいきなり変えると、楽曲が展開した際に少し違和感が生じてしまいます。
そのため、楽曲が展開した瞬間、つまり、イントロからAメロに展開した瞬間であるAメロの一小節目一拍目にクラッシュシンバルという名称のドラムパーツを叩きます。
クラッシュシンバル
クラッシュシンバルは、ドラムセットの斜め上に設置するタイプのシンバルで、シンバルスタンドに装着するようにして設置します。
クラッシュシンバルは、楽曲が展開した際に叩く以外にも、同じセクション内でインパクトを出すために叩いたりもします。
クラッシュシンバルを叩く際には、インパクトを出すために叩くので、かなり強めに叩きます。
そのため、クラッシュシンバルは壊れる事も多く、クラッシュシンバルはバラで購入して付け替える事も多いです。
クラッシュシンバルは基本的に二枚設置する
クラッシュシンバルは基本的に、二種類のシンバルをドラムセットに設置します。
クラッシュシンバルの一枚は16インチくらいの大きさ、もう一枚は20インチくらいの大きさという感じで設置して、クラッシュシンバルの大きさによる音色の違いを使い分けて、楽曲の展開時などに叩きます。
クラッシュシンバルの数はドラマーによって異なり、人によっては4枚、5枚くらいドラムセットに設置したりもします。
ドラムのビートを叩きたい!!
ドラムのビートを叩けるようになるには、まず、そもそもドラムセットの各パーツの名称を覚えなくてはいけません!
なぜなら、ドラムのビートというのは、ドラムセットの各パーツを一小節間に何回叩くかによって種類が分かれています。
ですので、ドラムのビートの叩き方を学習する前に、まずはドラムセットの各パーツの名称を覚えましょう。
ドラムセットの各パーツで重要なのは三点セット!
ドラムセットの各パーツで最も重要なのは三点セットと呼ばれる3つのドラムパーツです。
三点セットは「ハイハット」・「スネア」・「バスドラム」の三つの事です。
ハイハット
ハイハットというドラムパーツは、リズムを細かく刻むための役割をもった打楽器です。
ドラムのビートパターンの多くは、ハイハットを一小節間に何回叩くかによって決まります。
スネア
スネアという打楽器は、ドラムのビートの中で、ビートにアクセントを出すための役割の打楽器となります。
スネアの「パンッ」という音によって、ドラムのビートにアクセントが出て、どういった速度感、どういったリズム感のビートなのかが決まってきます。
バスドラム
バスドラムは、ビートの速度感や、小節の切れ目、ビートの区切りなどを感じさせるためのドラムのパーツです。
ドラムセットの各パーツの中で、最も低い音域の打楽器で、足でペダルを踏んで叩きます。
ドラムのパーツで最も重要なのは、この3つのパーツですので、この3つのパーツの名称と役割はちゃんと覚えておきましょう。